【速報】MQTTサービス「AWS IoT Message Broker」がリリースされました! #reinvent
re:Invent 2015 キーノートで、Amazon IoT が発表されました。その1コンポーネントとして、IoT/M2Mなどに利用されることの多い軽量なメッセージングプロトコル MQTT(MQ Telemetry Transport)のマネージドサービス Message Brokwer も発表されました。
今年の3月には IoT プラットフォームを展開するスタートアップ企業 2lemetry を買収しており、この買収も今回の発表と大きく関係しているのではないかと思われます。
Message Broker は MQTT だけでなく HTTPS にも対応しています。
本稿ではMQTTプロトコルに限定し、OSS なMQTT ブローカーMosquitto との機能比較を表にまとめました。
Amazon IoT の概要は次の記事を参照ください。
【速報】新サービス「AWS IoT」 登場! #reinvent | Developers.IO
MQTT ブローカー Mosquitto との機能比較
機能 | Amazon IoT Message Broker | Mosquitto |
対応プロトコル | 3.1.1 | 3.1,3.1.1 |
QoS | 0, 1 | 0, 1, 2 |
Will | × | ○ |
Retain | × | ○ |
Payloadサイズ | 128KB | なし |
TLS | ○ | ○ |
WebSocket | × | ○ |
WebSecureSocket | × | ○ |
認証 | AWS アカウントレベル | × |
Message Broker と Mosquitto の大きな差異としては
- QoS2 に対応していない
- Retain に対応していない
ことが大きいです。
仕様の詳細が判明しだい、上記テーブルは随時更新します。
まとめ
マネージドな MQTT ブローカーを利用することで、開発者は IoT ゲートウェイからのデータ送信やMQTT ブローカーからのデータプロセス処理に専念でき、セキュリティも丸投げできるため、これらサービスを使わない手はないです。
Message Brokerは本日発表された Amazon IoT の巨大なサービス群の1コンポーネントに過ぎません。これからドキュメントを読み込み、セッションに通いつめて、Amazon IoT の理解を深めたいと思います。